健康

40歳で夫が小脳梗塞に|あなたの生活習慣は大丈夫?

夫が小脳梗塞になって3年が経過しました。
入院し治療とリハビリを受け社会復帰し、はや3年。

予後は良好ですが、再発の可能性は十分にあります。

脳梗塞はほかに脳出血、くも膜下出血と合わせて脳卒中と呼ばれています。
脳卒中は脳血管障害ともいわれていて、脳の血管の病気です。

脳は生命活動を維持する大切な部位です。
ヒトの身体は機能を失うと復活しない場合もあり、脳梗塞はこれにあたります。

若くして小脳梗塞になった夫を支える私の立場から、健康の大切さを知ってほしい思いで今回記事にしました。

不摂生がやめられない・健康診断の結果がよくなかったなど、健康に対して不安を持っている人へ生活習慣を見直すきっかけになれば幸いです!

長く健康でいるためにも、普段から食生活に気を付けましょう♪

この記事は夫の主治医の説明をもとにした脳梗塞を含む、小脳梗塞についての記事です。

医学的な内容は個々で異なるので、詳細はお医者様にお問い合わせください。

小脳梗塞とその症状

小脳梗塞とは

小脳梗塞は脳梗塞の一種で、脳の中の小脳という部分が梗塞<する病気です。
生活習慣病の一種で、脳梗塞全体の中では発症率が約4%と低い病気ですが、決して油断してはいけません。

梗塞は血管が詰まってその先が酸欠状態になり、組織が壊死することを指します。

 

ある程度年齢を重ねると罹患率が上がるイメージがありますが、遺伝や生活習慣によって若くても発症する可能性があります。

脳梗塞は脳の細胞が壊死します。
脳梗塞を起こした場所によって後遺症が残ったり、命を落とす場合も。

また、壊死した細胞は二度と復活しないので、再発した場合違う部位の細胞が壊死します。
しかも再発するごとに症状がひどくなります。

厚生労働省が出している最新の人口動態統計(2017年)で、2017年の日本人の三大死因第三位に脳血管疾患が入っています。

引用 厚生労働省 平成29年(2017)人口動態統計月報年計(概数)の概況

小脳梗塞の症状

小脳は後頭部に位置し、運動機能やバランス機能をつかさどっている部位です。
小脳がダメージを受けると次のような障害が起こります。

  • 回転性のめまい
  • ふらつき
  • 歩行障害(まっすぐ歩けない)
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 眼振
  • 構音障害こうおんしょうがい(ろれつが回らない等)

明らかな歩行障害や構音障害ならわかるけど、正直わかりにくい。
人によっても症状の出方や程度が違います。

小脳梗塞と脳梗塞の違い

小脳は脳の一部ですが、小脳梗塞と脳梗塞は症状や予後が異なります。

脳梗塞の6割は大脳や中脳で起こります。
右脳に梗塞が起これば、身体の左半身が麻痺が現れます。

しかし左脳に梗塞が起これば右半身の麻痺だけでは済みません。
左脳は言語中枢があるため、話せないなどの言語障害も現れます。

また梗塞が起こる脳の部位によって麻痺が残る場所も違います。

 

一方小脳梗塞はこのように目立つ障害がほとんど起こりません。
それより、先に説明したように症状が分かりにくいため、発症してもわからないケースすらあるのです。
医師でも診断しにくい場合があるほどです。

さらに小脳梗塞は目立つ後遺症がほとんど残らないので、社会復帰率が高い病気でもあります。

まーこ
まーこ
とはいえ梗塞には変わりないので退院した後も毎日服薬は必ず、定期健診も受けなければなりません。

小脳梗塞を起こしやすい季節・時間帯

小脳梗塞(脳梗塞を含む)を発症しやすいのは初夏~夏にかけてです。

暑い季節は血液中の水分が少なくなって血液がドロドロになり動脈硬化を起こしやすくなるので、熱中症は特に気を付けなければなりません。

しかし冬も意外と発症しやすいです。
冬は乾燥によって思っているより体内の水分が少なくなるので注意が必要です。

脳梗塞の4割は睡眠中に起こると言われています。
寝ている間も、ヒトは汗をかきます。

お酒を飲む人や動脈硬化を持っている人は特に、寝る前にコップ一杯の水分摂取を心がけましょう。

梗塞の分類

梗塞といっても血管の詰まり方には種類があります。

引用 脳卒中にならない5か条 その一「敵を知り」:どんな種類があるのか?2

 

  1. ラクナ梗塞…細い血管が詰まることで起こる、小さな脳梗塞です。
  2. アテローム血栓性脳梗塞…アテローム(動脈硬化)が起こって血栓ができ、血管が詰まる脳梗塞です。
  3. 心原生脳塞栓しんげんせいのうそくせん…不整脈や弁膜症が原因で起こる脳梗塞です。

このように文字にしてもピンと来ないかもしれませんが、それぞれ治療法が異なるので3分類にされています。

ラクナ梗塞は日本人に多いといわれていますが、生活習慣の欧米化によって近年ではアテローム血栓性脳梗塞の患者も増えています。
双方はどちらか診断がつきにくい場合もあります。

まーこの夫
まーこの夫
僕はおそらくアテローム血栓性だと言われたよ。

小脳梗塞の原因と遺伝の関係

ラブと書かれたハートを持つ親子3人の手脳梗塞含む小脳梗塞の発症は突然ですが、生活習慣病というだけあって日々の積み重ねでリスクが上がります。

小脳梗塞は血管の病気なので普段の食生活が直接影響します。

若いころから不規則な生活や脂っこい物をよく食べる、運動をあまりしない、血圧が高いなど、心当たりがある人は気を付けましょうね!

 

脳梗塞は遺伝するものもあります。
遺伝するかどうかを検査する項目があります。

義父は脳幹梗塞で亡くなったので夫も入院時に検査を受けましたが、陰性でした。
ほとんどの場合脳梗塞は家族性になります。

義父は高血圧・糖尿病・高脂血症を患っていたのですが、義父と同じ食生活を送っていたので家族性の脳梗塞(生活習慣が原因)でしょうと言われました。

まーこ
まーこ
同じ食生活をしているとかかる病気も似てくるよ。
家族に患者がいる場合は脳梗塞にならないように心がけることが大切。

小脳梗塞の前触れ、一過性脳虚血発作

脳梗塞含む、小脳梗塞には一過性虚血発作いっかせいのうきょけつほっさ(=TIA)という症状が出る場合があります。

一過性脳虚血発作は(アテロームが一時的に詰まる等で)脳内の血流が一時的に悪くなり、めまいやしびれなどのいわゆる脳梗塞のような症状が出ます。

しかし数分~長くても数十分で症状は消失するため、知識がないと一過性脳虚血発作だとはなかなか気づかない場合もあります。

一過性脳虚血発作は脳梗塞の前触れともいわれ、その後48時間以内に脳梗塞を起こす可能性が高いとても危険度が高い発作です。

48時間以内に脳梗塞を起こさなくても、一過性脳虚血発作を起こした人の10%はその後1年以内に脳梗塞を起こすというデータもあります。

この一過性脳虚血発作が起きてもすぐに治療を受ければ、比較的軽度で治まる場合もありますが、その後の経過観察や治療が必要になります。

夫は一過性脳虚血発作を起こしてからの脳梗塞発症でした。

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おかしいなと感じたらすぐに救急車を

普段生活をしていると、なかなかめまいや頭痛だけでは救急車は呼べないと思います。

しかしめまいや頭痛は時に深刻な状況をもたらします。

通常では考えられないほどのめまいや激しい頭痛・嘔吐、ろれつが回らない、まっすぐ歩けないなどの症状が出たら迷わず救急車を呼んでください。

脳梗塞は一刻を争う病気です。
夫も一過性脳虚血発作を起こしたときに救急車を呼べていたら、小脳梗塞は防げました。

当時は知識がなかったとはいえ、未だに後悔しています。

早く治療に入れたら予後も比較的良いので、躊躇しないことが大切です。

脳梗塞かも?!チェックリスト

脳梗塞が疑われる場合、次のようなチェック項目を覚えておくと対応がスムーズです。

脳梗塞のチェックリスト「FAST」

Face…顔面麻痺
Arm…腕の麻痺
Speach…言葉がはっきりしゃべられない
Time…発症時刻

顔、腕、言葉の麻痺があるうちの70%は脳卒中の疑いがあるといわれています。
Tに関しては発症時刻を表し、早い対応が治療や後遺症を大きく関係します。

脳梗塞を発症してから4時間以内だとt-PAという脳梗塞の特効薬を使用することができます。
この場合、約40%は後遺症がほとんどなくなるまで回復します。
しかしこれは発症してから治療までの時間!
救急車を呼び搬送、検査、確定診断までが4時間というのはなかなかのスピードで対応しなければなりません。

万が一の場合早く対応するためにも、FASTは重要なチェック項目といえます。

ちなみに4時間は遅くとも、の時間です。
脳梗塞を起こすと詰まった血管の先に酸素や栄養が運ばれなくなり、細胞の壊死が始まります。
血流が途絶えた血管はもろくなるので、4時間以上経っての投与は血管が破れて出血を起こすので、発症時刻は正確な把握が必要です。

まーこの夫
まーこの夫
夜中の発症は特に対応が遅れがち。
僕もそうだけど、t-PA治療が受けられなかったので抗血小板療法という血栓を溶かす治療をしたよ。

小脳梗塞の再発率

さて脳梗塞の死亡率は15%前後なのですが、再発率はその種類によって異なります。

発症後3年以内の再発率は20~30%と言われています。
1年以内に発症する確率は種類ごとにおおよそ次のようになっています。

  • ラクナ梗塞…4~5%
  • アテローム血栓性脳梗塞…5~6%
  • 心原性脳塞栓症…7~8%

引用 脳梗塞ココが知りたい

主治医からもこのような説明を受けましたが、そもそも夫は130g前後(こぶし大)しかない小脳に梗塞を起こしました。

夫のMRI画像を見ると、小脳のほとんどが壊死していて白くなっていました。
壊死した部分は二度梗塞を起こすことはないので、次再発するとしたら小脳以外の部分になるとのことでした。

しかし再発率はあくまで確率なので、生活習慣を改めることで再発を防止することができます。
生活を改めてすぐに効果が出るわけではないですが、再発率は意識次第で下げることができるのです。

小脳梗塞を起こしやすい生活習慣

夫は幸い軽く済みましたが、40歳での小脳梗塞はあまりにも早すぎます。
でもこればかりは若い時からの積み重ねなので、自業自得といえばそうなんですけど。

小脳梗塞だけに限らず脳梗塞含む梗塞全般、起こしやすい生活習慣があります。

ここを読んでくださっている人のなかにも、心当たりがある人はいますよねきっと。
そこで脳梗塞を起こしやすい生活習慣をまとめてみたのでチェックしてみてください。

  • 喫煙者
  • 飲酒
  • 塩分の取りすぎ
  • 脂っこいものを好んで食べる
  • 運動不足
  • 水分不足
  • 肥満

タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させる作用があります。
塩分を摂りすぎると体内の塩分濃度が上昇し、血中濃度を薄めるために身体は水分を欲します。
水分を摂取すると血液量が増えるため、血管壁に圧力がかかり高血圧になります。

そこに脂っこい食事や水分不足などが加わって血液はドロドロに。
どの項目も最終的には血管にダメージを与える結果につながります。

健康診断などで次の項目を指摘された経験がある人は特に注意しましょう。

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 高コレステロール
  • 高中性脂肪
  • メタボリックシンドローム

休肝日を作ったり、ラーメンのスープを残したり、少しの距離でも歩くとか、小さな心がけを続けることが大切です。

まとめ

脳梗塞といっても症状は様々です。

夫のように目立つ後遺症なく社会復帰できる場合もあれば、寝たきりになる場合も。
義父のように意識を取り戻すことなく亡くなってしまうこともあります。

誰もが「まさか自分が」と思っていると思いますが、「何か」があってからでは遅いのです。

よく体調を崩したときに健康のありがたみがわかると言いますが、脳梗塞を起こした場合壊死した細胞は二度と復活しないので、奪われた機能が戻らないこともあります。

今健康であっても将来は誰にもわかりません。

健康なうちから規則正しい生活を心がけたり、不安がある人は健康診断を受けることも一つの方法です。

私は2019年春に人生で初めての人間ドックを受けて、引っ掛かりました。

健康だと思っていても体内のことはわからないものだなと痛感し、その後ジーンライフの遺伝子検査を申し込み現在結果を待っている最中です。

将来も長く健康で、楽しい毎日を送るために皆さんも一度生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか?

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